高価すぎて機械式腕時計を普段使いできない!保管方法はどうする?
ケースにしまったままだと故障につながる
高価な機械式腕時計を購入したものの、あまりにも高すぎて普段使いができず、ほとんどケースにしまいっぱなしという人もいるかもしれません。しかし、機械式時計は保管の仕方によって故障につながることがあるので注意しましょう。たとえばケースの中に入れておくというのは一見、安全で確実な方法に思えるかもしれませんが、機械式腕時計は基本的に身につけないとゼンマイが巻かれず、すべての針が止まってしまうのでよくないのです。機械式時計の部品には油が塗られていますが、ずっと動いていないとその油が固まってしまい、隣り合った部品同士が固着してしまうことになり、いざ時計を使おうと思って腕にはめても動かないことにつながります。
ワインディングマシーンを活用する
また、ケースの中にずっと入れておくと時計のガラス面にカビが生えるかもしれません。時計を触ったときに付着する手の脂などが栄養素になってしまうのです。ではどのようにして保管すればいいのかというと、換気ができる場所にワインディングマシーンを置き、それにはめて定期的に動かすといいでしょう。ワインディングマシーンはぐるぐると回転する筒型の機械で、時計を巻き付けと自動でゼンマイを巻いてくれます。ワインディングマシーンに巻き付けたままだと、ほこりがたまってしまうこともあり得るので、その場合は清潔な布でほこりを除去するといいでしょう。そして、一番いいのは、腕時計をつける用事がなくても定期的にはめて使うことです。
グランドセイコーは売上が低下し続ける時期がありましたが、機械式タイプに重点を置いたことでブランドイメージが再燃しました。